
愛媛県松山市にある酒蔵「水口酒造」は、フランスで開催された和酒コンクール「Kura Master 2026」において「最優秀蔵元」第6位に選出された。また、出品した全6銘柄すべてが金賞以上の受賞を達成した。
伝統を継承しつつ新しいことに挑戦する造り酒屋
「水口酒造」は、日本最古の温泉と言われる道後温泉の地で1895年(明治28年)に創業した、松山・道後地区唯一の造り酒屋。「清酒 仁喜多津(にきたつ)」をはじめ、「道後蔵酒」「道後ビール」など、多岐にわたる様々な酒類を製造販売。
創業家には「暖簾を守るな、暖簾を破れ」という教えが伝わっており、伝統を継承しつつも常に新しいことに挑戦。近年は「地産地消の酒造りプロジェクト」にも取り組むなどしており、地域と共に歩んでいる。
欧州の飲食のプロが審査するフランスの和酒コンクール
「Kura Master」は、2017年からフランスで毎年開催されている、フランス人を中心としたヨーロッパのプロフェッショナルが審査員を務める和酒コンクール。審査員はフランス国家最高職人の資格を持つMOF保有者や、一流ホテルのトップソムリエ、バーマンなど飲食業界のスペシャリストで構成されている。
フランスの歴史的食文化である「食と飲み物の相性(マリアージュ)」に重点を置いた評価を行っているのが特徴。ブラインドテイスティングによる厳正な審査を経て、各賞が決定される。
エントリーした6銘柄すべてがプラチナ賞・金賞に
「水口酒造」は、最高賞のプラチナ賞に輝いた「NIKITATSU2024 仁喜多津 純米大吟醸」を筆頭に、エントリーした全6銘柄すべてが「プラチナ賞」または「金賞」を受賞した。「最優秀蔵元(Prix du Jury)」は、特定の銘柄だけでなく、出品酒全体の成績に基づいて蔵の地力を評価するもの。フランスの食文化の第一線で活躍する専門家たちによるブラインドテイスティングを経て、「水口酒造」の酒造りが世界基準で高く評価された。

また、純米大吟醸酒1〜35%部門においては、「NIKITATSU2024 仁喜多津 純米大吟醸酒」6,600円がプラチナ賞を受賞。 華やかな香りと繊細な味わいのバランスが、フランスの審査員らから極めて高い評価を受けた。

純米大吟醸酒1〜35%部門で「金賞」を受賞したのは「NIKITATSU 仁喜多津 純米大吟醸酒」5,500円。磨き抜かれた米のふくよかさが静かに広がるのが特徴だ。NIKITATSUで最も華やかな香りが立ち上がり、余韻は心地よく長く続く。

さらに「NIKITATSU2025 仁喜多津 純米大吟醸酒」6,600円は、純米大吟醸酒36〜50%部門で金賞を受賞した。水口酒造創業130周年を記念し、道後の白鷺伝説に思いを馳せて醸された純米大吟醸酒だ。愛媛県久万高原町の若手農家が育てた山田錦を丁寧に磨き上げ、米のふくよかな味わいと香り、甘さを引き出した。

「NIKITATSU 仁喜多津 純米吟醸酒」2,420円は、純米酒51〜65%部門で金賞を受賞した。力強さと清らかさをあわせ持つ。

「仁喜多津 純米吟醸酒 さくらひめ酵母」2,420円も、純米酒51〜65%部門で金賞を受賞。愛媛で生まれたデルフィニウム「さくらひめ」の花から抽出した「さくらひめ酵母 Type1」を使っている。さくらひめの花を想起させる華やかな香りと、果実のようなジューシーさも感じるバランスの良い酒質に仕上がった。

「道後蔵酒 純米吟醸酒」2,420円は、純米酒51〜65%部門で金賞。厳選した伊予の酒米「しずく媛」を磨き上げた豊なうまみと、熟田津の良水の澄みきった味わいがハーモニーを奏でる。
世界的に高く評価された水口酒造の日本酒を味わってみてはいかが。
■水口酒造
住所:愛媛県松山市道後喜多町3番23号
HP:https://minakuchi-shuzo.jp
※価格は消費税込
(ASANO)